4日間だけの座席

2002年6月6日
出社の最終日。
来る前はこの最終日が早くこないか・・・と
不安にかられて思っていたのに、
仕事に一区切りをつけた今は、
今日でメンバーと離れることに少し寂しい気持ちもある。
そう思えるだけの仕事ができたし、
そう思えるようなメンバーに出会えたことに感謝しよう。


米国では今日はNBAファイナルの第二戦と
NHLのスタンレーカップが行われるため、
みんな早く帰る準備に余念なし(笑)
歯車の歓送迎会が昨日行われたことも
これらとおそらく関係があったのだろう・・・。


せっかくビデオカメラも持ってきていたので、
まだお互いテレビ会議でしか見たことがない相手に向かって
メッセージをひとことづつもらうことにした。


今までは日本だけで動いていた歯車のチーム。
先日から組織が変わった関係で
米国にあるチームと密接に動くことが不可欠になり、
みんな結構戸惑っていた。歯車もそのひとり。


そして、今回日本のメンバーから始めて
米国チームと会うことになった歯車がこっちに来て思ったこと。
今まで日本と米国は別々だったけど、
今は一緒に働く仲間なんだ・・・というのを強く思った。
おそらく実際に会ってはじめて持てる連帯感。
そういったものが何より今回得られた大きな収穫だったかもしれない。
月曜日に日本のオフィスに行ったら報告会をする予定。
ここで日本だけの組織じゃないことをみんなに強く訴えてみよう。


夕方になり、ひとりまたひとりとメンバーが帰り始める。
帰るとき、みんな声をかけてくれて、「またな!」と握手。
今回の出張で一番一緒に仕事をして、
これからもこのプロジェクトで共同作業を歯車と一緒に続けていくであろう
エンジニアの男性は、7月に来日の予定。
そのときの再会を約束して、帰っていく彼を見送った。


4日間だけ存在した米国オフィスの自分の座席。
離れるのが少々名残り惜しい。
今の仕事の様子なら近く来る機会はまたありそうな気がするけれど、
現時点では予定にないから、これが最後かもしれない。
座席に座って余韻を感じながら、
ようやくつながる時間になった日本の彼女とメッセージ交換。


やっと彼女と会える日がくる。
到着したら、近くの駅まで迎えに来てくれるという彼女。
今までお迎えなんて一度もしてもらったことがないから、
彼女の申し出が嬉しい。
帰りを待ってくれるんだな・・・という気持ちが伝わってくる。
もしかしたらゲジゲジ戦闘要員の帰還を待っているだけかもしれないけど・・・(笑)


やがて現地のメンバーは全員帰宅。
最後に残った歯車は、このオフィスから出たらもう鍵がなく二度と入れない。
ネットの接続も失うため、彼女とのメッセージ交換ももうできなくなり、
日本で会えるまでまる1日以上の音信不通となる予定。
その二つが歯車の気持ちを切なくさせたが、
いつまでも浸っているわけにもいかないので帰る決心をつけた。

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