帰国の途

2002年6月7日
日本の時間に予め体を合わせるため、
夜はまともに寝ないでワールドカップを観戦。


話題だったアルゼンチン vs イングランドは朝の4時半から。
部屋で見るのも飽きた。
試合は6時半の朝食開始まで続くのだから
朝食を食べる場所にある大型テレビでコーヒーを飲みながら観戦。


アルゼンチン出身らしいおじいさんの宿泊客が
大型テレビ前にひとり陣取って見ていた。
静かに見てはいるが、
背中から「負けたら承知しねぇ!」というオーラを感じる(笑)


午前6時半。試合終了。
おじいさん、超お怒りのご様子で手をひとつ叩き、
試合終了の笛とともに席を立ってズンズンと歩き去っていった。
怖ぇ〜(^^;
こんなのが集団でいたらやっぱ怖いよね。
熱狂的ファンの集団には気をつけませう・・・。


朝食を早々に済ませ、部屋に帰り風呂に入る。
そして米ドル現金の残金チェック。
600ドル持ってきたのに、520ドル残っている(^^;
買い物に行く暇もなかったし、こんなに持ってこなきゃ良かった(笑)。
今の仕事だとまた来ることもあるかもしれないから、
帰ってもそのまま持っていよう。
そんなことを考えながら帰宅の準備をして、8時にチェックアウト。
このホテルも悪くはなかっただけど、
でも今度来るときはネット環境があるホテルがいいな・・・(笑)


まだ時間が早いため、お土産探しのつもりで近くのショッピングモールへ。
でも時間が早すぎてモールは空いていてもその中に並ぶ店が開いてない(笑)
お店が空く10時まで待っていると今度は飛行機に遅れてしまうため、
諦めて飛行場に早く到着してからお土産を探す方針に変更。


サンフランシスコの空港へ向かう道。
歯車はいつも以上にちょっと運転に気をつける。
以前ここを訪れたとき、今日と同じように帰国への道として、
同じ道を同じような時間に空港へと向かったときのこと。
そのとき時差ボケ対策で徹夜明けだった歯車は、
高速でなんと数秒間居眠り運転をしたのだ(^^;
ハッ!と気づいたら車は高速を何事もなく走っていた。
ヘタしたら死んでいたかもしれないあの居眠り運転。
運が良かったとしかいいようがない。
気づいて血の気が引いたあのときの怖さ。今でも忘れない。
異国の地で我ながら大胆なことをしたものだ・・・。


二の舞をしないため、途中ちょっと眠くなったら顔を叩き足をつねり、
無事居眠りすることなく空港に到着。よかった。
空港で彼女へ、実家へ、日本の同僚へのお土産を買ってぶらぶらしても
4時間も前にゲートへ到着(笑)。早すぎ(^^;
このゲートから乗る飛行機で、彼女が待ってくれる場所に帰れる。
待っててね。
そう思いながら、ゲートのベンチでちょっと一眠りして時間を待った。


帰りの飛行機の中は主に睡眠。
やっぱり体が疲れているらしい。
そんな中で見た映画「モンスターズインク」。
あまり興味はなかったけど、見始めたら本当に面白い。
日本語の吹き替えもあっただろうし、画面には中国語の字幕もあったけど、
仕事をして頭が英語を聞くのに慣れていたので、
オリジナルの英語音声のまま見ていた。
そして、最後の方で感動してちょっと涙目になってしまった。
英語のまま海外の映画を見てそこまで感動したのは初めてで、
数年間英語を使わないブランクがあったのがウソみたいだ・・・と
ここまで英語を理解できていた自分にちょっと驚いた。
以前苦労した英語を使った時期は無駄ではなかったんだな・・・と
今更自分で自分に感謝(^^;


10時間のフライトのあと、成田に到着。
到着したときは既に出発した翌日の8日夕方。
空港に着陸した飛行機の中で、
まず真っ先に携帯の電源を入れた。
電波良好を示すアンテナ棒が3本立つ画面を見て、
「ああ、これでいつでも彼女と繋がる」
と思って、とても嬉しかった(^^)


実際のところ、彼女は携帯を会社に忘れたらしく、
彼女が自宅を出てしまったら「いつでも繋がる」ではなかった(笑)
さすが彼女。
旦那の帰る日に携帯なしとは、やることが違う(^^;
でもこのとき歯車はそんなことは知る由もなく、
まもなくやって来る苦労を想像することは不可能だった。

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