朝起きると既にねっとり暑い。
でもせっかく来たからにはお買い物に・・・ということで
近所にうろうろと出かけてみる。


ホテルのボーイさんに買い物できる場所を聞いてみると、
徒歩5分とかからない近所にデパートがあるとのこと。
んではそこに・・・と行ってみると・・・


歯車&彼女「これって潰れてるの?(^^;」


確かに店らしき建物ではあるけど、全てのシャッター下りたまま。
日陰になる部分には人がたむろって座ってるし。
シャッターに貼り紙がしてあるものの、ベトナム語のため解読不能。


あらら。右も左もわからない場所で行くアテが無くなった。
でもそういう態度を取ること自体がこういう所では一番怖い。
「ワタシ達、観光客デス♪」
って自ら叫ぶような目立つ態度はスキを与えるだけだけで
良いことはひとつもない。
ってことで、何事もないように貼り紙を見て、動揺を表に出さずそのまま歩く。


歯車「さて、どうする?」
彼女「歩いてれば何かあるんじゃない?」


ということで、迷わないように直進のみでそのまま歩く。
少し歩くと何やらそれらしき建物発見。
中は観光客向けの土産物のお店や、スーパーなどお店の集合。
時間貸しパソコンのお店もあって、結構混雑している。
街を見る限りハイテクにはまだ無縁そうな感じだったから、
失礼かもしれないけど、正直なところちょっと意外。
彼女曰く
「パソコンを買える人が少ないから、時間貸しのこういうお店に
 来て、学生が論文書いたりしてるんじゃないかなぁ。」
うん、そうかもしんない。


しばしお買い物のあと、暑いのを避けるため午後2時ぐらいにホテル向かう。
ホテルの近所で、小さな女の子(小学校低学年ぐらい)がガムを持って近づいてくる。
昨日の夜も同じようにガムを持って男の子が近づいてきたし、
買ってほしい・・・ってことは重々承知。
でも、これは心を鬼にして断固拒否。相手にしないのが一番。
ところがこの女の子が異常にしつこい。
歩こうとすると前に回りこんでわざと進路の邪魔をするから止まるとガム。
「ダメ!」というと、今度は歯車のTシャツを掴んで甘えるようにガム。
彼女(奥さん)が座ってその子に諭すように言っても聞かず、
歯車が厳しく「NO!」と言っても変わらず。
仕方なく彼女(奥さん)の手を引き、走って逃げる。
それでも諦めずに追いかけてくる女の子。
50メートルぐらい走って逃げて、ようやく諦めてくれた。


これまで訪れた各国でさんざんこういう人達は相手して慣れているけど、
この女の子含め、ベトナムで初めてこういう人に対して”恐怖心”を持った。
普通は「くれたらラッキー」というのが目に漂っているもの。
しつこくても、相手にしなければ大丈夫という自信が持てていた。
でもベトナムの人は「くれるまで放さない」という執念を彼らの目の奥に感じた。
この国は怖いかも・・・とこの時点で心底認識してしまい、
それ以降は歯車の中ではこれまでで一番警戒しながらの旅行になった。


とにかく一旦ホテルに戻って昼寝。
寝ている彼女の横で、地球の歩き方の本を読んで
ベトナム戦争その他のことを知識として始めて知る。
過去の歴史と戦争、そこからの復興、今見ているホーチミンの風景にさっきの女の子。
日本の昭和30年から40年頃を連想させるような街。
ベトナムもあと30年ぐらいしたら
日本のような整備された街ができてくるんだろうか・・・。
それがいいことなのかはわからないけど、
さっきの女の子のような行動をする子が少しずつでも減るといいなとは思った。
5時に起きて、夕飯&W杯決勝を見られるお店を探しに散歩へ。
液晶プロジェクター&大画面のお店をみつけ、試合30分前に入って夕食開始。
試合時間とともに地元民&観光客で超満員。
地元民はブラジル派っぽい。
観光客にはドイツの人もいるらしく、どっちがチャンスを迎えても大歓声。
歯車夫婦は中立で、どちらのチャンスが来ても大声で叫ぶ。
こんな異国の地で一番盛り上がった観戦になってしまった(笑)


試合終了とともにホテルへ帰還。
明日は朝早くにニャチャン行きの飛行機で移動。
ホーチミンは・・・W杯を盛り上がって見れました(自爆)
彼女は靴とか鞄のお買い物をして楽しかったんだとは思うけど、
警戒しまくりの歯車のせいで、
あまり冒険できなかったのはつまらなかったみたい(^^;


ほんと、冒険好きな彼女も困ったもんだよ・・・(><)

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