忘れ得ぬ正月

2003年1月4日
年越しは彼女の実家に帰省。
最初に伺ったときにはやんわり断られてしまった
お義父さんへのお酌。
今では普通にさせて貰えるまでに成長(?)。
今回はそれに加え、酔った勢いでゴキゲンになり、
自分のタンスから引っ張り出してきた春用の上着をいただく。
彼女曰く「気に入られてるみたいねぇ」
そうなのかな?それなら嬉しいこと(^^)


年越しも終えて、彼女と夜中に初詣。
おみくじを引くと二人とも末吉。
今年もいいことがたくさんありますように。


元旦に今度は歯車の実家に向かうため、帰京。
新幹線を降り、在来線を乗り継ぐときに彼女がふと気づく。
「カバンがない!」


歯車が去年の夏の出張時にお土産に買ってきたショルダーバッグ。
確かに新幹線に乗ったときに窓枠近くに掛けて・・・
そのまま忘れて降りてしまったらしい。
中には貴重品超いろいろ。ヤバい・・・。


とにかくクレジットカードを急いで停止。
遺失物届けを駅で行うも、
該当の列車からは現在のところ発見されず。
車両は車庫に行ってしまったため、
そこの清掃結果は翌日にならないと判らないとのこと。
このどんより気分のまま
翌日は歯車の親戚の集まりに参加しないといけない。


どんより顔の彼女に掛ける言葉も見つからず、
どうしようもなく彼女とふたり歯車の実家へ向かい、
暗い気分のまま翌日まで過ごす。
失くした彼女はもちろんだけど、
歯車も一緒にいたのに気づけなかった自責の念。
ふたりして超くらい顔。


翌日、歯車の親戚宅に向かう途中、
彼女が電話でJRに確認をすると、
車庫からも発見されなかったとのこと。
「あぁ、ダメだったか・・・」
そんな気分じゃないのを無理やり押して、
とにかく親戚の集まりは最後まで参加。
帰宅途中に最寄駅近くの派出所でも遺失物届けを行い
暗い気分で自宅に戻る。


・・・・と。


留守番電話のランプが点滅している。
再生すると、
「JR○○駅です。カバンが届いていますので取りにきて下さい」
おぉぉぉぉぉ! 超狂喜乱舞。
急いで折り返しの電話をして、今から回収に行くことを告げる。
でも喜ぶのはまだ早い。
中に入っていたものがどれだけ残っているかはまだ判らない。
とにかく急いで再出発。
向かう電車の中で、はやる気持ちを抑えるのに必死。


ようやく電話のあった駅に到着し、
指定の遺失物取り扱い所に行くと、
2日ぶりに見るカバンが奥から出てきた・・・。
中を見てみると・・・現金含めすべて元のまま。
どうやら新幹線の中で職員の方が回収してくださっていた模様。
あぁ、拾ってくれたJRの方、ありがとうございました(嬉泣)


「今度から気をつけてくださいねぇ」
職員さんに言われ、深々と頭を下げて去る夫婦。
これを教訓に、二人でいるときはお互い荷物チェックをちゃんとしよう。


別になにを得した訳でもないけれど、とにかくラッキーな気分。
最悪のどんよりと、超狂喜を味わったこのお正月。
二人にとって、一生忘れない想い出になるだろう。


・・・・でも正直なところは・・・
もうこんな心臓に悪いお正月は2度とゴメンです(苦笑)

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